童話とは?
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童話(どうわ)とは、児童が読む、または親などの大人が幼年児童に読み聞かせる子ども向けの、民話、伝説、神話、寓話、創作された物語等である。創作童話の多くは幼年、児童向けの短篇作品をさす。
日本における概念
江戸時代より学者や作家である山東京伝や滝沢馬琴らが「童話」と記して「むかしばなし」や「わらべものがたり」と読ませていたように昔話を指す言葉であったため大正時代頃までは、高木敏雄の『童話の研究』(1916年)などに代表されるように昔話研究などで「童話」という言葉が使われていた。一方、明治時代に巌谷小波は幼年児童向けの読み物に「お伽噺」という語を用いて出版やお話し会などの活発な活動をおこなっていた。その後、1918(大正7)年創刊の鈴木三重吉主宰『赤い鳥』の頃より「お伽噺」ではなく「童話」という呼称を使い出し、競合誌に『童話』(1920年)も創刊されて一般に膾炙されるようになった。アンデルセン童話の影響もあったと思われるが、『赤い鳥』でも当初は、昔話の意味合いだったが次第に創作童話も含むようになり、一般に子ども向け(幼年から少年)全般の文学に対して用いられるようになり、これが現在でも引き継がれている。ただ、子ども向け全般の用語としては、昭和時代以降は「童話」に代わって児童文学という言葉が使われるようになっている。この際、「童話」は文学の一ジャンルとしてメルヘン、ファンタジーを示し、小説やノンフィクションなどと区別している。
絵本や紙芝居といった媒体になっていることが多いが世代から世代への口伝である場合もある。時代を経て、童話向けに変わってきた、民話や伝説や、教訓や社会体制を伝えるために動物などの姿を借りて物語となった寓話等の他、新しく創作された童話もある。
目的
幼児期の子供が言葉や文字を学んだり、子供の美的感覚、善悪の判断等の情操教育や想像力や価値観を育てること、また親子のコミュニケーション手段等である。
傾向
子供が興味を持てるような内容で、教育的な面を含んでいるため次のような傾向にあると思われる。
子供が容易に想像できて子供が好感が持てる主人公が登場する。そのため動物である場合も多い。
行動に明確な結果が待っていて教訓となっている。善行には褒美、悪行には罰というようなもの。
子供が飽きるほど長い時間がかかる物語ではない。
残酷性
昔の童話には、悪者に対する報いや制裁がかなり残酷な話も少なからずある。 例えば元々の『白雪姫』では、姫を苦しめ続けた継母(グリム初版では実母)は真っ赤に焼けた鉄の靴を履かせられ、死ぬまで踊りつづけさせるといった結末のものや、日本のものでは『かちかち山』の狸は、おばあさんを殺して汁にし、それを「狸汁」と称しておじいさんに食べさせるなどがある。これらの多くの話は、たいていの場合、子供が見るということから考慮して、描写を変えるのが通例。 現在、日本で幼児向けに出版されている絵本も、「お子様向け」に残酷な場面を削る、あるいは「修正・改変」されているものがほとんどである。
世界の作者
イソップ(紀元前6世紀頃):「蝉と蟻たち」(アリとキリギリス)、すっぱい葡萄、ねずみの恩がえし、など
シャルル・ペロー(17-18世紀):眠れる森の美女、赤ずきん、サンドリョンまたは小さなガラスの靴、など
グリム兄弟(18-19世紀):白雪姫、ヘンゼルとグレーテル、赤ずきん、灰かぶり、など
アンデルセン(19世紀):マッチ売りの少女、人魚姫、醜いアヒルの子、など
日本の主な作者
巌谷小波
小川未明
宮沢賢治
新美南吉
坪田譲治
浜田廣介
花岡大学
松谷みよ子
今江祥智
別役実
赤ずきん
石のスープ
糸くり三人女
ウサギとカメ
うりこひめとあまのじゃく
浦島太郎
かわいそうなぞう
金太郎
死神の名付け親
白雪姫
シンデレラ
長靴をはいた猫
裸の王様
ヘンゼルとグレーテル
桃太郎
ラプンツェル
記事化されている作品についてはCategory:童話をも見よ。
創作童話
赤い靴
ごん狐
雪の女王

