こわがることをおぼえるために旅にでかけた男/グリム童話
こわがることをおぼえるために旅にでかけた男/グリム童話
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こわがることをおぼえるために旅にでかけた男(- たびにでかけたおとこ、Märchen von einem, der auszog das F rchten zu lernen、KHM4)は、グリム童話のひとつ。こわいことを知りたくて旅にでかけた男の話などとも訳される。落語のような小品。
あらすじ
あるところに、怖がったことのない男がいた。一度でいいから怖がってみたいと思った男は旅に出るが、いかつい男たちにすごまれても、幽霊に出会っても、死体を見ても怖いとは思わない。
無謀から来る勇敢さから、男はお城にかけられた魔法を解き、その褒美として王女を嫁にもらう。しかし、若き王となってもなお、男は口癖のように「一度でいいからぞっとしたいもんだ」と言い続ける。
王の口癖に辟易としている王女を見かねて、王女付きの侍女が「私が王様に、ぞっとするということを教えて差し上げましょう」と言う。侍女は、小川からどじょうと水を汲んで来て、寝ている王にぶちまける。王は冷たさに飛び起きて、「ああ、ぞっとする。これではじめてわかったよ、ぞっとするということが」と叫ぶ。

